2月23日、県主婦協は「春の憲法学習会」を建設プラザで開催し、講師に小林節さん(慶応大学名誉教授・弁護士)を招き、安倍政権をめぐる憲法改悪・改憲の動きと、夏の参院選で野党が多数となり、安倍政権を退陣させる展望を学びあいました。各主婦の会から146人が参加しました。
憲法無視の独裁者
小林さんは「安倍さんは日本を取り戻すと言っているが、アメリカに売り渡しているだけ」、「三回の選挙で信任されたと言っているが、国会ではひとつも噛み合う議論がなかった。議会が機能していない」と厳しく批判しました。
「立憲主義」についても明快に「ひと言でいえば議員と公務員は憲法を守らないといけない」、「安倍ちゃんは王様気分。それ自体が憲法違反」とわかりやすく話されます。
野党共闘で政権かえよう
最後に夏の参院選にふれ「自民党は青年は保守的で安倍政権の応援をしてくれるか『寝ている』と思ってきた。しかし、安保法制の時にシールズをはじめ『起こして』しまった。35パーセントの無党派層が起きれば選挙に勝てる。野党5党がまとまらなければ35パーセントは起きない。自分もあちこちで動いていくので、みなさんも野党政治家にどんどん言ってほしい」と結びました。
時おり冗談を交えながら、主婦目線のわかりやすい講演で、参加者はたのしく学び、安倍政権の退陣への決意を固めました。