神奈川県建設労働組合連合会

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自覚症状のない肝臓の状態に注意

2025年3月4日

 毎年の健診結果で腎臓の状態を確認していますか?慢性腎臓病などで、腎臓の働きが低下した場合、初期の自覚症状がほとんどなく、気づかないうちに進行することが多いです。健診で腎臓の状態を確認し、結果に応じて治療や生活習慣の見直しを行うことが大切です。

腎臓の働きはどの検査項目で確認?

 腎臓は毛細血管が糸玉のようなかたまりになったものが集まった臓器です。全身をめぐる血液をこの糸玉でろ過(不要なものや余分な水分を取り除く)して尿を作り、体の外に出すとても大切な働きをしています。
 健診では、血液検査によるクレアチニン値と、尿検査によるタンパク尿で腎臓の働きを確認します。クレアチニンは筋肉の運動で発生する老廃物です。不要なものとして尿として排出されるので、血液中のクレアチニン値は腎臓の働きを反映します。一方、タンパク尿ですが、通常タンパクは体に必要なもので、尿に出ることはありません。陽性の場合は、腎臓の毛細血管の糸玉が傷ついて尿にタンパクが漏れ出ていることが考えられます。タンパク尿が出ること自体が腎臓に負担をかけるので、陽性の場合は早めに原因を精査する必要があります。

毎年の健診必ず受けよう

 腎臓の働きはもともと加齢とともに血管の老化で低下しますが、血管への負荷が増える要因(糖尿病や高血圧など)があると進行が早まります。腎臓に関する数値だけでなく、受診を勧められている健診項目がある場合は、早めに医師に相談し必要な検査、治療とあわせて生活習慣の見直しをしましょう。

 神建連国保では毎年度1回指定医療機関で、腎臓の状態を確認できるだけでなく、がん検診も含めた人間ドック並みの健診が無料で受けられます。

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