神奈川県建設労働組合連合会

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胃もたれを防ぐには

2025年1月1日

 あけましておめでとうございます。
 年末年始のイベント続きで、ついつい食べ過ぎや飲みすぎをしてしまった方も多いかもしれませんね。今回はこの食べ過ぎ飲みすぎのあとに起こりやすい胃もたれについてのお話です。

なぜ起こる?

 胃に入ってきた食べ物は通常2~3時間で消化され、十二指腸に送られます。しかし、食べすぎや飲みすぎ、消化の悪いものを食べたりすると、胃での消化が遅れ、長時間食べ物が胃に残ることで胃もたれが起こります。
 飲酒は食道の下部にある括約筋を緩め、胃酸が食道に上がりやすくしてしまうため、胸やけの原因にもなります。胃酸の逆流は食道に炎症ができることもあるので注意が必要です。

食べ方に気をつけて

 腹八分目を心がけることはもちろんのこと、よくかんでゆっくり食べることを心がけると、唾液の分泌が増えて消化しやすくなり胃の負担が減ります。飲酒前に乳製品(牛乳やチーズなど)を摂ると、乳脂肪分が胃に膜をはることでアルコールの吸収を遅らせ胃の負担を和らげます。
 食後すぐに眠ると胃の消化活動が止まり、胃もたれを招きやすくなるので、食後は少なくとも2時間以上空けて就寝しましょう。胃もたれがある場合は、体の左側を下にして寝ると胃への負担を軽減し、胃液のたまる位置が食道より低くなることで食道への逆流も起きにくくなります。

病気の可能性も

 胃もたれはピロリ菌の感染やストレスなどの原因によるものや、胃潰瘍や胃炎などの病気の症状として起こる事もあります。胃もたれが続く、症状を繰り返す場合は早めに医師に相談しましょう。また、40歳を過ぎたら胃がん検診も定期的に受けましょう。

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