神建連と建設アスベスト訴訟を支援する神奈川の会は7月30日、「アスベスト・パネル展」を横浜そごう前の広場で開催しましました。
建設アスベスト被害の実情や訴訟、解体・改修時のアスベスト事前調査などについて広く市民に伝えることが目的です。多くの方が足を止め、注目を集めました。
「パネル」は全部で24枚。アスベストの基本的な知識やアスベスト疾患、被害者の声のほか、事前調査の方法やアスベストが含まれている建材など、写真やイラストをまじえわかりやすく説明しました。多くの市民が真剣な表情でパネルに見入り、写真を撮ったり、スタッフに話しかけたりしていました。
アスベストについて多くの方「知らなかった」
同時に行った無料相談会は、医師、弁護士、石綿建材調査者が対応。建物の解体等に関する相談が7件、健康被害や救済制度に関する相談が3件寄せられました。
クイズに答えて飴玉つかみ取りにチャレンジできる企画も準備。答えはパネルのなかから探します。チラシ1000枚を配布し、68人の市民が参加しました。
アンケートには、アスベストの危険性や事前調査について、ほとんどの方が「あまり知らなかった」「ほとんど知らなかった」と回答。行政を含めた取り組みが不十分な実態もあらためて明らかになりました。