8月6日に全県PALの会第2回総会が111人の参加で開催されました。午後には、職種別交流会も開催しました。
総会では、国交労組の古澤さんより「建設職人・労働者の賃金はどうあるべきか」と講演をいただきました。講演では、まず「建設職人・労働者の賃金は安くてもしょうがないと思っていませんか?」問いかけから始まり、落語を例に江戸時代の職人は結婚しているとして江戸時代には高収入で憧れの職業であり、大工の棟梁、左官・鳶の親方は町の名士で文化人だったと話されました。
今、建設職人・労働者の賃金を高くする理由があるとして、過酷な労働、現場の施工がなければ工事が完成しない。腕のいい職人・労働者を育てるためには正当な報酬・賃金が絶対的に必要と熱弁され、建設職人・労働者が「ゼネコン社員より賃金が安いことはあってはならない」と話されて、賃金・単価引き上げへ組合員も組合も一緒になって進めてほしいと講演いただきました。
総会では、結成総会後の経過報告や今年度の方針案を提案して拍手で確認しました。PAL会長に荒井賃対部長を選出し新役員体制も確認して終了しました。
午後の職種別交流会では、大工、型枠大工、塗装などそれぞれの職種ごとに10分科会に分かれて交流しました。
参加者からは、「同業者で色々と話ができるのは有用」「仕事の幅も広がる」「丁場が違えも悩みは同じと思えた」など現場の事で意見交換できるのを肯定的な感想が寄せられ、「丁場別の交流を」「年二回の開催」など多くの要望もだされています。
各職種別交流会では、それぞれの職種の要求る賃金額を決定し、今後、賃金対策部会や執行委員会で確認して職種別の要求賃金を確認していきます。