来年秋に健康保険証がなくなる—いま国民のなかに大きな不安が広がっています。健康保険の資格があるのに窓口で10割負担を求められるなど、マイナ保険証によるトラブルは止まることがありません。
このような状況でも政府は保険証の廃止を断行しようとしています。全国保険医団体連合会が行った調査では、72%が保険証廃止に反対しています。組合は、広範な国民と共同し、保険証廃止を止めるために全力を尽くします。
仲間の命綱である保険証を守るため、各地で運動が巻き起こっています。神奈川土建川崎市協議会では、「なくすな!健康保険証」の宣伝ノボリを作成。大きな反響を呼んでいます。
ノボリの作成に合わせ、神奈川土建川崎西支部と川崎北部建職は、地域社保協での宣伝行動を企画。全県に先駆け6月23日、登戸駅前で「なくすな!健康保険証」の宣伝を行いました。
神奈川土建川崎支部でも、地域社保協の取り組みに参加し、病院前や商店街などで宣伝を実施。約1時間で128筆の署名が集まるなど、この問題への関心の大きさが明らかになりました。
県主婦協は、東神奈川駅前で宣伝を行い、短時間でしたが署名12筆、シール投票に29人が参加してくれました。
7月20日には全県の組合・団体が結集し、伊勢佐木モールで大宣伝が実施されました。開業医が白衣を着て訴えました。40分ほどでチラシ入りティッシュ500個がなくなるほどの反響。シール投票では保険証廃止に反対が43票、賛成は0票でした。7月24日付の神奈川新聞に掲載されるなど、注目を集めています。
全力尽くし保険証守りぬこう
組合では保険証存続を求める署名に取り組んでいます。全建総連の組合員数の60万筆を目標とし、9月に厚労省へ提出します。
建設組合は、保険証交換を通じて、対面で仲間とのつながりを強めています。それにより、健診受診の呼びかけなど、高い保険者機能を発揮しています。
仲間のいのちと健康を守るため、保険証はなくてはならないものです。60万署名や宣伝行動に全力を尽くし、保険証の廃止を撤回させましょう。