昨年6月13日に建築物省エネ法などの改正法が成立しました。この法改正により、2025年度からすべての新築住宅に「省エネ基準への適合」が義務付けられます。
全ての新築が省エネ基準適合義務に
現行制度では省エネ基準に適合しているかどうかの「説明義務」のみとなっています。25年度からは、省エネ基準に適合させ、確認申請時に所定の手続きが必要になります。詳細は今後決定されます。
省エネ基準は「断熱等性能等級」で表されます。「等級4(平成28年基準)」がこれまでの最高等級でしたが、これが義務化の基準となります。また、今年度より、上位等級である等級5〜7が新設されています。
つまり、25年度からはこれまでの最高等級が、「最低限」の基準となることになります。
現場で求められる断熱施工への理解
消費者もより厳しい目で住宅の断熱性能などを見るようになります。地域工務店に対応が求められるだけでなく、現場の施工者は、断熱の基本的な考え方をしっかりと理解し、性能を損なうことのない施工が必要です。
組合では、仲間が正しい断熱施工の知識・技術を身に着けるための講習会を開催しています。
現場施工に携わる全ての仲間が必ず講習を受講しましょう。