神奈川県建設労働組合連合会

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「老眼はだれにでも起こる老化現象」藤田ゆかり保健師のけんこうコーナー

2022年10月5日

 最近近くが見えづらいということありませんか。老視(老眼)はだれにでも起こる目の老化現象で、40歳ごろから自覚する方が多くなります。

 パソコンやスマートフォンの使用が多い方にも同じような症状が起こることがあるので、注意が必要です。

老眼の症状は?

 レンズの役割をしている水晶体の弾力低下や、水晶体の厚みを調節している毛様体筋の衰えによって、近くのものがぼやけて見えるようになります。

 近くの細かい字が読みづらい、近くから遠くなど、距離の違うものにピントを合わせる時間がかかるようになってきます。

 瞳孔(眼に入る光の調節をしています)の大きさを調節する虹彩の衰えによって、暗くなると見えにくい症状も現れます。

若くても注意が必要!

 スマートフォンやパソコンの長時間使用によって老眼と同様の症状が出ることがあります。

 近くのものを見る時に水晶体は厚くなり、毛様体筋は緊張した状態です。この状況が長く続くことで眼の負担が大きくなり、ピント調整の機能が低下してしまいます。

 予防のためには画面から30センチ以上眼を離して観るようにし、1時間使ったら10分間は目を休ませるなど使用時間にメリハリをつけましょう。

他の病気との判別のため必ず受診を

 老眼鏡を使わないで見えないのを我慢していると、眼精疲労が重なって目や頭が重い、頭痛や肩こりがするなどの症状がでることがあります。

 自分では老眼だろうと思っても、他の病気による視力低下が隠れていることも。眼科できちんと検査して老眼による視力低下かどうか調べてもらい、自分に合った老眼鏡を使用しましょう。

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