2021度の神建連国保の医療費を病気別にみると、がんによる医療費が最も多く、1回の診療にかかる費用も最も高額となっています。
日本人が一生のうちにがんと診断される確率は2人に1人(2018年全国がん登録データ)。コロナ禍においても定期的ながん検診の受診はとても重要です。
神建連国保のがんによる医療費のうち、どの部位のがんの医療費が多いでしょうか。男性では肺がん、大腸がん、胃がんの順、女性では乳がん、肺がん、大腸がんの順となっています。
がんは検診で見つかった場合と自覚症状が出てから見つかった場合とでは、予後に大きな差があります。早期に発見できれば身体的な負担や経済的な負担、治療にかかる時間も少なくてすみます。
がん検診はなぜ毎年受けないといけない?
がんは発見できる大きさに限界があり、発見できる大きさから早期がんの状態に進むまで、たった1年~2年と言われています。
神建連国保では毎年度無料で肺がん、胃がん、大腸がん、乳がん、子宮頸がんの検診を実施しています(胃がんと大腸がんは40歳以上)。
2020度はコロナ禍の受診控えで検診受診者が減っていましたが、21年度は以前の受診状況に戻りつつあります。これまで受けていなかったという方も、ぜひ毎年の習慣にしましょう。
指摘があった時の二次検査も忘れずに!
がん検診はがんの疑いがあるか調べる検査で、疑わしい場合は精密検査となります。精密検査は保険診療ですので、保険証と健診結果票を持参して受診します。
症状がないからと自己判断するのはとても危険です。自己判断で早期発見の機会を逃さないようにしましょう。