国民健康栄養調査によると、1日の野菜摂取量を満たしている人は40歳以上で3割前後、20〜30代では2割程度です。成人の目標摂取量は1日350グラム以上。生野菜だと両手にのせて3杯、茹でたものなら片手で3杯程度が目安です。毎日の食事でしっかり野菜をとれていますか?
初夏にオススメのお野菜は
6月はトマトやナス、ピーマンなど多くの夏野菜が旬を迎えます。旬の野菜はそうでない時期に比べておいしくて栄養もぎゅっとつまっています。
日差しが強い初夏から夏にかけては、抗酸化作用の高い緑黄色野菜(トマトやピーマン、人参、小松菜など)がおすすめ。
熱中症予防のためには、水分を多く含む野菜(ナスやきゅうり、トマトなど)を積極的にとりましょう。
肉類は野菜と一緒に摂ると、野菜のビタミンCによって肉に含まれる鉄の吸収率や体内でのコラーゲン合成力をアップさせます。また、豚肉や白身魚などに含まれるビタミンB1(糖質をエネルギーに変えるときに必要なビタミン)は、アリシンを含むニンニクやタマネギと一緒にとれば吸収率が高くなります。ぜひ色んな食材を組み合わせて野菜を摂りましょう。
手間が少ない冷凍野菜も活用を
市販の冷凍野菜は、収穫量が多く値段が安い旬の時期の野菜を使い、加熱処理からの急速冷凍でおいしさと栄養を保つ加工がされています。
ビタミンB群やビタミンC、カリウムなどの水に溶けやすい栄養素は減りますが、食物繊維やカルシウム、マグネシウムなどのミネラル、脂溶性ビタミンなどの栄養価は加熱処理や冷凍加工を経ても殆ど変化ありません。時間がない時やちょっとお野菜を足したい時には便利です。