「2008年の派遣切りのように年が越せない人が相当いるのでは」。コロナ禍で大変な状況にある人達をそのままにできない、直接支援ができないかと2020年12月28日にはじめた「みんなの何でも相談会」。年度末の3月31日、6回目の相談会を橋本駅・北口デッキで開きました。相模原緑区では初開催です。
生活に困窮する方が増える年末と年度末の開催はとても大切です。今日明日の生活をどうするかとの相談に、その日のうちに解決する姿勢で、行政と連携ができる平日開催にこだわっています。
駅での開催は「誰に相談していいかわからない」「相談することは恥ずかしい」「人づきあいが苦手」という人と接点が持ちやすく、その場で相談する一歩が踏み出せなくてもチラシを渡す時に「連絡下さいね」と、ひと言添えると後で相談に繋がることがあります。
相談内容は生活、法律、労働、税、経営、健康・医療と多岐に渡ります。今回の相談で特徴的だったのは「仕事がない」「病気のため思うように仕事につけない」等から「家にいづらい」「家族と折り合いがつかない」等の家族とのトラブルでした。
食糧支援はお米・缶詰など300セットを準備し110人に届けることができました。アンケートは98人が回答。生活での困り事、不安は「失業中・休業中」「体調不良」「先行きが不安」「相談相手がいない」などが目立ちました。国や自治体への要望では「給付金」「学費減免・無償化」「福祉医療の充実」「最低賃金UP」などが寄せられています。