現場から建設産業変えよう
10月8日を中心に秋の一斉現場訪問行動に取り組みました。全県で79人が参加し、74現場を訪問。49現場の所長と懇談を行いました。賛同署名は台風での延期の影響で昨年に比べて訪問件数が少ないなか、昨年と同数の22現場との賛同を得られました。
懇談ではコロナ感染対策の徹底を求めました。ほぼすべての現場でガイドラインどおりの対策を実施しており、訪問した仲間も対策がなされていることを確認できました。
賃金については、ほぼすべての現場で引き上げに賛成でしたが、「原資がない」との理由で実施が難しいという回答です。しかし、「見積書どおり払う」との回答が増えており、私たちの仲間が請求していくことが重要だと感じます。
建設キャリアアップシステムはほとんどの現場監督が知っていました。大手ゼネコンではカードリーダーや顔認証などを現場に設置していますが、地場ゼネコンではほとんど設置しておらず、現場での就労履歴運用はまだ道半ばという状況です。
週休2日の実現は工期と収入確保必要
週休2日については、収入減にならないように取り組んでいる現場もありましたが、「目指しているが工期がなくてできない」と板挟みにあっている現場監督や、「職人から収入が減少すると言われる」と週休2日ができない理由にする現場監督もいました。
週休2日の実現には、工期と収入確保が重要です。今後の運動でも行政や業界団体に要望していきましょう。
建退共は大手ゼネコンの民間工事で貼付が進んでいることが確認できました。しかし、ほとんどの現場で「請求があれば貼付する」という回答。建退共手帳を組合員が持つことと、上請けに証紙の請求をすることが重要です。仲間にも知らせていきましょう。
現場訪問で現場監督に組合の取り組みへの理解や組合員の要望を伝え、現場から建設産業を変える大きな成果となっています。引き続き、現場の声を現場監督に届けていき、現場から建設産業を変えていけるように奮闘しましょう。