神奈川県建設労働組合連合会

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「女性に受けてほしい がん検診」藤田ゆかり保健師のけんこうコーナー

2021年9月2日

 今年のがん検診はもう受けましたか。昨年度は受診控えの影響で、がん検診の受診率が前年比で3割減となったことが分かっています(日本対がん協会による調査)。

 早期がんを発見できる期間はとても短い(1~2年)ので、タイミングを逃さないためにも定期的にがん検診を受けることが大切です。

がん化の前に発見できる

 今回は女性にぜひ受けてほしい子宮頸がん検診についてお知らせします。

 ほとんどの子宮頸がんはHPVウイルスが原因でおこり、初期には自覚症状がほとんどありません。通常は免疫力によって排除されますが、持続感染する場合があり、子宮頸部にがんに進行する可能性がある細胞(異形細胞)が増えていきます。子宮頸部の入り口に発生する事が最も多く、定期的に検診を受ければこの異形細胞の段階で見つけることができます。

 子宮頸がんにかかる人を年代別にみると20代後半から増え、40代がピークになります。若い年代でかかる方は20年前に比べて2倍から3倍に増えています。

子宮頸がんの検診方法

 子宮の入り口部分の細胞を少しこすり取り、がん細胞またはがんになりそうな細胞が存在しているかどうか調べます。検査にかかる時間は1~2分と短い時間で、ほとんど痛みもありません。月経時を避けて検診の予約をしましょう。

家族も無料の健康診断を

 神建連国保では組合員と20歳以上の家族みなさんが無料で健康診断とがん検診を受けることができます(※子宮頸がんと乳がんは20歳以上、胃がんと大腸がんは40歳以上の方が対象)。ぜひ家族や仲間で声を掛け合って受けましょう。

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