2月2日、技能検定建築大工職種の実技試験が県立産業短大で行われ、121人の受検者が各級の試験にのぞみました。
1級の課題は「振れ隅木の小屋組み」で4時間30分の標準時間。29人中23人が課題を提出しました。2級は「四方転び踏み台」で、難易度が高く課題提出は37人のうち20人。3級は54人中49人が課題を完成させました。全体の約半数が工業系高校生でした。
1級建築大工技能士資格は「建設キャリアアップシステム」の能力評価レベル3の要件のうちのひとつで、登録建築大工基幹技能者の受講資格にも含まれることから、ベテラン勢からの受検が目立ちました。木造住宅現場はプレカットが主流となり、手道具の扱いに苦労していた受検生も多く見られました。事前の実技講習など対策が必要となっています。
翌日に実技試験の採点が行なわれ、翌週の学科試験とあわせ、合否が確定します。合格発表は3月13日です。