首都圏建設アスベスト神奈川2陣訴訟の控訴審が1月30日、東京高裁で結審し、判決は8月28日と指定されました。早朝から東京高裁前で宣伝、入廷支援行動、法廷後、夕方に横浜市開港記念会館で報告集会を行ない、訴訟勝利、全面解決へ決意を固め合いました。
結審法廷では、原告3人、弁護士6人が意見陳述しました。
原告団長の望月道子さんは、「2陣訴訟は横浜地方裁判所に提訴してから5年8ヶ月を迎えます。すでに原告44人中28人もの方が亡くなりました。『裁判が終わるまで絶対に生き抜こうね』と励ましあってきた仲間が日を追うごとに1人、2人と亡くなられていきます」と被害者の苦しみやくやしさを語り「長く苦しい裁判をしなくても、全ての被害者が救済される『建設石綿被害者補償基金制度』の創設のために、公正な審理を尽くされ、被告の責任を認めさせる正義な判決をお願い致します」と訴えました。
開港記念会館で行なった報告集会には320人の支援の仲間がつどい、全面勝利判決を勝ち取り、国と建材メーカーに全面解決を決断させようと決意をあらたにしました。
原告弁護団の西村隆雄神奈川弁護団長が報告。望月2陣原告団長が、声をつまらせながら決意を表明しました。
いのち健康を守る神奈川センター福島原発神奈川原告団などから連帯のあいさつがあり、建設アスベスト問題の全面解決のために、これまで以上により一層広範な市民と手をつなぎ国を動かしていく決意が語られました。
畑野君枝衆議院議員が国会より駆け付けあいさつしたほか、山崎誠衆議院議員、真山勇一参議院議員、牧山ひろえ参議院議員が激励のメッセージを寄せました。