国は11連敗、一人親方の救済定着 メーカーの責任も認める
11月11日、九州建設アスベスト訴訟1陣福岡高裁判決は、国の規制権限不行使の違法を認め、労働者はもちろん一人親方等も国家賠償法上の保護の対象として救済しました。
被告建材メーカーに対しても、すべての被告建材メーカーに警告表示(注意義務)違反があったと認定し共同不法行為を明確に認め、マーケットシェアの高いエーアンドエーマテリアル、ニチアス、ケイミュー、ノザワの4社に対して原告への賠償を命じました。
昨年の大阪高裁での2つの判決に続く「全面勝利」判決で、高裁の判断はゆるぎないものになりました。
この判決で国は11連敗にもかかわらず、今なお最高裁判決まで引き延ばそうとしています。国に対して全国から「早期解決のテーブルにつけ」の声を強めましょう。