全建総連関東地方協議会連絡会は、4月20日、21日の2日間を中心に第65回大手企業交渉を実施し、のべ700人を超える参加者が企業別の交渉にのぞみ、ゼネコン・住宅企業26社へ現場労働者の処遇改善、賃金・単価の引き上げ、社保加入にともなう法定福利費の確保などをせまりました。
21日、日本教育会館で行なった全体集会で、神奈川土建の加賀さんが現場からの実態報告を行ないました。神奈川県連から127人が参加、荒井賃対部長の大林組をはじめ、6つの交渉団長を担い、企業交渉に大きな役割をはたしました。
(写真は、大林組との交渉の先頭に立つ荒井賃対部長)
実態報告「組合に相談し不払い解決、あきらめないで交渉を」
神奈川土建川崎支部・Kさん
とび土工の一次業者で番頭をしています。昨年、信頼できる先輩組合員の応援に入りました。ところが半年ほどして、入金が滞るようになり、先輩と組合に相談へ行きました。昨年の秋の企業交渉でこの事を発言し、元請け責任で立替え払いをさせることができました。半年ほどかかりましたが全額入金されました。
まさか自分が不払いにあうとは思っていなかったけど、あきらめないで組合で交渉していくことが大事だと思いました。ゼネコンは過去最高の利益を出していると聞きます。下請けにも家族や生活があります。削るのはゼネコンの利益であって、職人の賃金ではありません。
神奈川土建の一員として、職人さんの給料アップ、みんなが幸せになれるよう、建設業界が発展できるよう強く思っています。ともにがんばりましょう。