建設横浜は11月6日、建設プラザで「法人向けセミナー」を開催。社会保険未加入対策と建設キャリアアップシステムの学習を行ないました。組合未加入の21社を含め136人の参加でした。
講演で、社会保険労務士法人エールの加藤大輔社労士は「①平成29年度には加入義務の許可業者は100%保険加入②未加入者の工事現場からの排除が徹底される」と強調しました。
「社会保険未加入や雇用、請負の曖昧さはこれまでも『リスク』であったが、今後は経営上の『看破できないリスク』にまで発展する可能性が高い」と説明。「『法令順守する企業が競争上有利になる時代』という本来の姿に向けて建設業界が変革を求められるという認識を持つこと、法定福利費が請求できる状況を見据え、企業の生き残りをかけて正しい知識をもつ、その重要性が増してきている」と指摘しました。
セミナー終了後、組合未加入の事業所から相談があり、組合加入につながる大きな成果をあげた取り組みとなりました。