「戦争法案、絶対反対」「安倍政権を許さないぞ」7月16日、国会前は、市民の声が響きわたり騒然となりました。安倍政権は憲法9条をじゅうりんし、日本を「海外で戦争する国」につくり変えようとする戦後最悪の違憲立法である戦争法案の採決を、衆院本会議でも強行しました。
戦後の政治史上初めてと言われるほど、戦争法案に「違憲」の批判が集中するのは、安倍政権があまりにも乱暴に憲法解釈を転換させたからにほかなりません。
衆院で野党の質問に答弁をせず、戦争を火事に例えるなど、まともな説明ができないことは、首相みずから「国民の理解が得られていない」と認めています。どう説明しても違憲は違憲です。
9月までの会期延長そのものも異例中の異例ですが、戦争法案の廃案を求める国民世論は、日を追うごとに広がっています。
「2度と戦場への橋はかけない」という組合のスローガンは、悲惨な戦争を乗り越えてきた組合結成時からの建設労働者の思いそのものです。
矛盾を深めているのは安倍政権です。大きく発展している国民のたたかいを一層広げ、さらに追い詰めていこうではありませんか。