神奈川県建設労働組合連合会

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「アスベスト」を市民に訴え ―横浜駅でパネル展

2024年9月5日

市民の相談に専門家の立場でこたえる

事前調査義務付け「知らない」半数以上

 建設アスベスト被害の実情や訴訟、解体・改修時のアスベスト事前調査などについて、広く市民に訴えようとイベントが開催されました。神建連と建設アスベスト訴訟を支援する神奈川の会が共催した「アスベスト・パネル展」(7月28日・横浜そごう前の広場)です。昨年に続いて2回目の開催となりました。
 展示した「パネル」は、アスベストの基本的な知識、アスベスト疾患、アスベスト被害者の声、アスベスト事前調査の方法やアスベストが含まれている建材など写真やイラスト、説明文など、計25枚。多くの人が足を止め、真剣な表情でパネルを見て、写真を撮ったり、スタッフに話しかけたりしており、市民の注目を集めることができました。
 「クイズに答えてアメのつかみ取りチャレンジ」には子どもも含め65人が参加しました。無料相談コーナーには9人が訪れ、自宅の解体についての相談や、解体工事に従事していた労働者の健康相談などがあり、弁護士や組合の役員が対応しました。
 アンケートには47人から回答があり、解体・改修時の事前調査の義務付けについては、半数以上が「知らなかった」と答えていました。アスベスト対策や制度の周知がまだまだ不十分なことが示されました。

アスベストへの不安少しでも和らげば 県連 有賀労対部長

「アスベストの危険性、対策はどうしたら?」という不安に、力になれるこのパネル展の呼びかけを行いました。気になっている方々が思ったより多かったなという印象です。パネル展で皆様の疑問、不安が少しでも和らげればと思いました。

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