目に見えない紫外線に注意!
日差しが強く紫外線が増える時期です。太陽光は目に見える光のほかに、紫外線や赤外線が含まれています。紫外線は目に見えず、赤外線のように熱として感じることもできないため、浴びていることを忘れがちですが、そのダメージは少しずつ蓄積します。浴びすぎてしまうと、日焼けやそれに伴うシミ・しわだけでなく、皮膚がんや白内障など目の病気のリスクを高めることがわかっています。
紫外線は波長によってA、B、Cと分けられます。最も波長の短いUVCとUVBの一部は地表まで届きません。UVBは日焼けやしみだけでなく、皮膚や眼にも有害で、皮膚がんのリスクを高めます。波長が長めのUVAは雲やガラスなどを透過しやすく、多くが地表に到達します。
紫外線の目への影響
紫外線により活性酸素が過剰に発生すると、角膜がダメージを受けて、充血などの原因になります。白目の部分が隆起して白黄色に変色する翼状片(よくじょうへん)や、水晶体が年齢とともに白く濁って視力が低下する白内障なども、紫外線によるダメージの蓄積が危険因子の一つとなっています。
なるべく紫外線を浴びないために
皮膚や目の健康を守るためにも、日頃から紫外線の浴びすぎを避けるように心がけましょう。日焼け止めクリームを活用する、日陰を利用する、帽子をかぶる、サングラスをかけるなどの対策をしましょう。帽子のつばが7㎝以上のものであれば、顔が浴びる紫外線の60%程度をカットできます。
サングラスはレンズの色が濃いと瞳孔が普段より大きく開きやすくなり、紫外線が目に侵入しやすくなる場合があります。UVカットされた淡い色で顔にフィットするものがおススメです。