神奈川県建設労働組合連合会

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「仲間と一緒にタバコやめよう」藤田ゆかり保健師のけんこうコーナー

2024年5月17日

2022年の国民生活基礎調査によると、全国の喫煙者の割合は、男性で25・4%、女性で7・7%と、近年男女ともに減少傾向が続いています。一方で神建連国保の22年度の喫煙率は、男性で50・3%、女性で19・9%(40歳以上の健康診断受診者)と非常に高い状況です。あらためてタバコについてお伝えします。
すでにタバコの身体への影響は知っている方も多いと思います。タバコはがんや心血管疾患(狭心症や脳卒中など)、糖尿病、風邪やインフルエンザなど様々な病気にかかりやすくなるだけでなく、活性酸素を発生させて老化を進めます。これは吸う人だけでなく、受動喫煙によって身近な人の健康にも影響します。良いことが一つもないのが現実です。

匂いがないからと安心してはダメ

加熱式タバコは紙巻きタバコに比べて、匂いが少ないという期待から使用する方や、健康への害が少ないと思っている人も多いようです。しかし、加熱式タバコの吸い込む煙はもちろん、喫煙者が吐く息の中にも有害成分が含まれていて受動喫煙がおこります。
加熱式タバコは販売されてから間がなく、長期使用に伴う健康への影響はわかっていません。近年では不整脈や肺の炎症を引き起こすリスクも明らかになっています。加熱式タバコも禁煙治療の対象です。

禁煙は宣言をして

禁煙は一人で取り組むよりも、仲間と一緒に取り組んだり、身近な人に禁煙宣言をして、励ましや見守ってくれる存在を作ると、モチベーションを保ちやすくなります。 禁煙外来における治療の成功率は、自力で禁煙を行うよりも3~4倍高いともいわれています。ぜひ禁煙治療の活用も検討して、禁煙を確実に成功させましょう。

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