神奈川県建設労働組合連合会

トピックス

建設アスベスト「1日も早い全員救済を」給付金の拡充求める請願署名に託す

2023年5月8日

 3月29日、衆議院第一議員会館で建設アスベスト給付金の拡充を求める国会請願署名の提出行動が行われました。

 京都2陣判決の報告も行われました。京都弁護団長の村山弁護士は、解体工などが救済から外れた不当な面があるが、メーカーに対する18回目の勝利は価値がある判決と評価。遺族原告の北村せつ子さんは「一日も早く全員が救済されるように頑張っていく」と決意を語りました。

共産党の宮本徹衆議院議員(右)に請願署名を手渡す

 集会には、請願署名の紹介議員となる立憲民主、国民民主、共産、社民、れいわの国会議員10人、立憲民主、国民民主、共産、公明、無所属の秘書7人が参加。その場で署名を手渡しました。各議員からは全面救済にむけて奮闘する決意が語られました。紹介議員(計139人・3月末現在)には3月30日、各議員室に署名を届けました。

ニチアスは面会拒否

面会を拒否するニチアス

 集会後、参加者は関西訴訟団を先頭にニチアスへ早期解決を求める要請をおこないました。

 不当にもニチアスは警備員を立て入口を封鎖。要請書の受け取りすら拒否したため、ニチアス本社前で抗議の宣伝行動をおこないました。

 京都弁護団の福山弁護士は、「国の首相が謝罪したのに、ニチアスは最高裁で敗訴判決を受けても謝罪しない」と批判。被害者に対し企業責任を果たせと訴えました。

 5月19日には、神奈川1陣差戻の東京高裁判決が、6月30日には、大阪2陣・3陣の大阪地裁判決が出されます。被告建材メーカーの責任は免れません。一日も早く解決を決断するべきです。

PAGE TOP