厚木支部は、神奈川土建本部20回大会での「県央に支部建設を」との決定をうけ、1992年5月、県内10番目の支部として、相模原支部、湘南支部、大和支部それぞれの厚木分会を中心に523名で結成されました。6月には主婦の会、10月には青年部も結成し、支部と共に歩んできました。
結成当時は商店街の一角に借りた事務所でしたが、結成6年目の秋の拡大で組合員数1000人を達成し、翌年は現在の場所に自前の新事務所を建設することができました。
2007年には当時は前人未到の17期連続の拡大支部目標を達成。組合員数は一時1400人を超えるまでになりました。「拡大の厚木支部」と言われるほど、統一行動日には毎回30人近く参加者が集まり、活発な行動のおかげで組織拡大の成功に結び付きました。
結成20周年の年には、厚木市でリフォーム助成制度が創設され、翌年には公契約条例も制定されました。組織拡大で組合が大きくなってきたことが、要求実現につながる確信となっています。
近年は役員の高齢化も進み、徐々に組合員数は減少しています。そんな中で起きた新型コロナウイルス感染症のまん延。「集まる」ことが基本の組合活動は大きく制限され、拡大行動や様々な取り組みも中止になり、活動が下火になってしまいました。
それでも、コロナ禍での公的支援策などの申請相談会を行い、「申請対象ではないか」と役員から組合員へ電話かけをするなど、仲間のつながりを大事にした取り組みで団結を深めました。
2021年からは、地域の共闘団体と共に、生活困窮者に対する食料支援・生活相談「なんでも相談会」を5回にわたって開催しました。「家も所持金もない」「年金少ない」「これがなかったら絶食だった」など、学生から高齢者まで多くの来場者がありました。
今年は結成30周年。記念式典を控えた秋の拡大月間では2018年以来に拡大目標を達成。新加入者と共に2023年1月8日、30周年記念式典を無事に開催することができ、これからの40年、50年に向け団結を強めました。