戦後、食料や物資がなく配給(米、材木、トタン等)を受けるため、昭和29年(1954年)10月に30人位の仲間と渕野辺地区を中心に、相模原総合建設組合の前身である「北相建業組合」を設立し初代組合長に谷津明寿氏が就任致しました。
この年は「日雇健保法」の制度化、「職人にも建保を」の運動がみのり「擬制適用」が決まった年でもありました。そんな年に、わが組合は誕生したのです。今年で68年になります。令和元年4月に相模建職組合と合併し現在の組合員数は553人となっております。
相建の新聞「相建だより」が創刊から今年で第465号になりました。組合員の教宣部員と事務局の協力で続いています。
思い出す風景がある
人人人で通りは溢れている。テントの前に人だかり、チョコバナナを買っているのだ。手前は手作り木工品とバザーの品々。結構売れている。
テントの奥、ビール片手に談笑する姿も。桜吹雪も味わい深い。推定20万人が集まる市民桜まつり、ある年の相建出店の風景を思い出す。青年部、主婦会、壮年部と運営主体は引き継がれ世代は三代目、これからも愉しく行こう。
今後の組合活動の取組み
2019年10月に消費税が10%になり、現在は原料高と同時に大幅な円安。我々の職域にも、ウッドショックの影響で材料が思うように入手できない状況にあります。
様々なリスクから我々の組合を守り、さらに発展させていくにはどのような方法があるのか、問題は山積でありますが、ヒントはあると思います。
我々の住んでいる神奈川には沢山の森林があります。戦後に植林された木材ですが、安い外国材に負けてしまい、森林が荒廃している。しかし、今は輸入材が不足している状況です。国産材で自給自足できないか。
エネルギーも自給自足できないか。各家庭に太陽光パネルを取り付けるのも、我々建設業で働く者であれば、設置に必要な資格を身に着ければ、そんなに難しい問題ではないと思います。
このような取り組みを組合活動に加えて行ければと考えております。