神奈川県建設労働組合連合会

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「全ての答えは仲間の要求の中に 神奈川土建は今年結成50年」 神奈川土建一般労働組合(わが組合紹介No.10)

2022年2月3日

 戦後の焼け野原の中、建設労働者の社会的、経済的、政治的地位の向上を目指して立ち上がった東京土建の綱領を引き継ぎ、組織の居住地別再編成の方針のもと、埼玉、千葉に続いて、ここ神奈川に根を下ろして今年で50年を迎えます。

人なし金なし幹部なし

 わずか1329人の組織数での船出は、経験を積んだ幹部活動家も常任書記も絶対数が足りず、組織財政の運営は極めて厳しい状況でした。「人なし、金なし、幹部なし」正に生みの苦しみの中、悪戦苦闘の連続でした。

 しかし、広大な県内を駆け巡り、相次いで支部を結成。苦節10年にして組織数を3793人へと躍進させ、県連内最大の組合へと成長させました。

新五か年計画を確信に躍進

 第11期からの10年は、神奈川土建が要求運動、大衆運動を大きく発展させ、地域で欠くことの出来ない組織へと成長した時期でした。全ての年度で増勢を勝ち取り、神奈川労連内でも最大組織となりました。

 一方で、急速な組織拡大に対応しきれない分会の脆弱さや独算制のもとでの支部間格差など、単一組織としての機能強化の課題も明らかに。2万人組織を目指す新五か年計画への確信が強まる共に、懸案の課題が順次解決され、第20回大会で「第一期五か年計画」が確認されました。

 第21期からの10年は、神奈川土建50年の歴史の中で最も躍進した時期となりました。新たに11支部を建設し、全県19支部体制を築き、組織数は一万二千人から二万五千人へと倍加しました。また、県連・国保との三者共同事業による会館建設が合意され、念願であった県都横浜への進出を果たしました。

2011年なくせ原発10・30集会 in ふくしま

激動の中、試練に耐えつつ前進

 第31期からの20年間は、激動の情勢に翻弄されながらも、仲間の団結で立ち向かった時期でした。08年のリーマンショックによる世界恐慌、11年の東日本大震災と福島第一原発事故による経済混乱、17年の社会保険未加入問題への対応など、超弩級の試練が立て続けに襲い掛かりました。

 神奈川土建はいかなる困難にあっても、仲間の声に寄り添い、共に答えを導き出しながら50年走り続けてきました。そして、これからの50年も「全ての答えは仲間の要求の中に」を合言葉に前進します。

2010年NPT会議ピースパレード
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