神奈川県建設労働組合連合会

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「健診とセルフチェックで早期発見」藤田ゆかり保健師のけんこうコーナー

2021年10月14日

 今回は先月の子宮頸がんに引きつづき乳がんについてのお話です。

 乳がんは若い女性もかかるがんです。

 乳がんは乳房にできるがんです。日本人女性のら患数はがんのなかで最も多く、乳がんら患率は30代後半から急増しており、30~64歳の女性ではがん死亡の1位となっています。乳がんは早期に発見すればほぼ治るがんです。定期的な検診とセルフチェックがとても大切です。

乳がん検診の方法は?

 乳がん検診にはマンモグラフィ検査とエコー検査があります。マンモグラフィ検査は乳腺の全体像を診るので手でふれることができないしこりを発見しやすく、40歳以上の方への検診として推奨されています。ただし、乳腺が多い方ではがんとの判別がつきにくくなります。

 エコー検査は乳腺の発達している方でもがんとの判別がしやすいので、乳腺が豊富な40歳未満の方への検査に適しています。エコー検査は被ばくがないので妊娠中の方も受診が可能ですが、乳房全体像の把握や微細な石灰化(カルシウム成分の粒)の検出が不得手です。

月一回のセルフチェックも忘れずに

 乳がんの7割はセルフチェックで見つかっています。月経がはじまって5~7日目くらい、閉経後も毎月同じタイミングでセルフチェックを習慣にしましょう。鏡の前で腕を高く上げたり下げたりして乳房を観察し、指先で「のの字」を書くように乳房、脇下をふれ、しこり等がないかチェックします。気になる症状がある時は早めに乳腺外来を受診しましょう

 神建連国保にご加入の20歳以上の女性は無料で乳がん検診を受けることができます。ぜひ家族や仲間で声を掛け合って受けましょう。

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