2021年春の拡大月間は、拡大数2347人(目標3244人)、目標達成率72・35%、拡大率4・41%の成果で終了しました。年度末人員は3年ぶりの実増を勝ち取りました。奮闘された仲間の皆さんに心よりお礼を申し上げます。
今月間は仲間の奮闘で、緊急事態宣言下でも1万件を超える訪問・対話を積み重ねました。特に「国保減免申請者」「コロナ関連相談者」を中心に呼びかけ組合への信頼を広げたことが大きな力となりました。
持続化給付金やキャリアアップシステムの対応も進めて事業所と組合の新たな接点も作り出しました。
県連では「新型コロナ対策支援金」「決起集会支援金」を設定。これを利用した地区協・単組での決起集会・意思統一が広がり、運動をおし進めました。
組合への信頼が実増に
仕事、売り上げの減少などコロナ不況が心配される中、3月末組織人員は53369人となり、3年ぶりの実増に転じました。実増数は7人、実増率は0・01%ですが、コロナパンデミックによる諸活動の制約の中でも、組合への結集の力で作った貴重な成果といえます。
国保料減免をはじめ各種相談活動で組合への信頼を得て、コロナ禍で新たに生み出した組合員との対話・訪問・電話での呼びかけ等これまでにない行動による運動で勝ち取った前進です。
神奈川土建相模原支部「重ねた対話1663件、仲間の声に耳かたむけ」
神奈川土建相模原支部は、コロナ感染対策に役員が注意を払い、組合員とお互いの一致点を話し合って組合費の納入を行い、対話を重ねました。
2月、公民館の使用が禁止になり、近くの駐車場を使って行われた上溝分会12群の群会議では、応援に駆け付けた松永智洋分会長(塗装)と岡元秀隆副執行委員長(鳶)は群会計をサポートしながら「何か困っていることはありませんか? もし何かあれば自分に声をかけてください」と呼びかけ続けました。「ありがとう」「いまは大丈夫ですよ」と笑顔でこたえる組合員、お互いの絆が深まる一瞬でした。
役員が仲間のところに飛び込み、寄せられる声に耳を傾けて重ねた対話数は1663件、うち79人から「困っている」「相談に乗ってほしいことがある」と切実な声があがり、書記局と連携して対応しました。
「神奈川土建は建設職人の最後の砦」という気持ちが多くの役員に生まれました。月間では目標を超えて161人の新しい仲間を迎え入れ、年度末現勢も39人の実増を果たしました。
川崎建築「行動参加の仲間をふやし目標達成&年間実増」
今月間の出陣式では「拡大行動にどれたけたくさんの仲間が参加したかが成功のカギ」「こんな時こそ、仕事はどう?組合には入ってる?と積極的な声かけを進めよう」との提案がありました。
その裏には秋の月間で、職人支部が全支部員訪問をやり切った経験があります。イベントが行えないため、支部費を仲間の役に立てたいと、防災グッズを手渡しながらの対話に取り組みました。
県外の仲間もいますが、支部長の「郵送はしない。顔をみて渡す」の方針で、何日もかけてやり遂げました。「拡大月間はただ仲間を増やすだけの取り組みではない。仲間と顔を合わせ、話をする年に二回の貴重な機会だと思っている」との言葉が印象的でした。
今月間ではこの取り組みにならい、グッズを用意し支部員訪問をする支部もありました。シニアの会では宣伝カーの運行とあわせ事業所訪問を行い、事業主に拡大月間を訴えました。こうした取り組みが今回の目標達成につながりました。
引き続き、声かけをする仲間を増やす活動を地道に進めていきます。