神奈川県建設労働組合連合会

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全建総連の要請により 国交省がガイドライン

2020年6月11日

 国土交通省は「建設業における新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン(5月14 日版)を策定しました。

 この間、組合には現場従事者から「現場に消毒液が無い、朝礼や休憩所が3密(密閉・密集・密接)状態で、日々感染の危険を感じながら作業を強いられている」等の声が多く寄せられ、組合として元請へ要請し、現場改善を勝ちとっています。

 全建総連としてこうした現場実態をもとに、国交省へ現場での対策徹底を要請した結果、今回のガイドライン策定に至りました。

 ガイドラインでは、現場での3密回避策の徹底・事例紹介、同乗・相乗りを避けるための駐車スペース確保、下請・技能労働者の事業や生業の継続に支障が生じることがないよう、十分な配慮と適切な代金の支払い等、元下取引適正化の徹底を図ること、などが明記されています。

 ガイドラインを組合員に周知していくと共に、発注者・元請・上位企業に対して、ガイドラインに沿った対応を求め、感染防止対策にともなう工期・工程の延長、歩掛り・人工・数量変更、労務費・法定福利費・必要経費の確保等をしっかりと要求・請求していくことが必要です。

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