神奈川県建設労働組合連合会

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「組合と大手の協働で処遇改善へ」住宅情報館(株)と協約結ぶ

2019年4月8日

3月7日、神建連は住宅情報館㈱と懇談、初のパートナーシップ協約を結びました。懇談は本社(相模原市中央区)で行ない、組合からは荒井賃対部長はじめ8人、住宅情報館から工務部長、工務部建築管理課長が出席しました。

 懇談では、組合員から集めた賃金アンケートの結果や住宅情報館の従事者の声、建設キャリアアップシステムや能力評価基準、労働者供給事業の資料を使い、率直な意見交換を行ないました。

 住宅情報館から「業者からの賃上げの要請も多い。一部では値上げに対応している」、「単価スライドで、現場が大きいと単価が安くなっていくも事実。こうしたことの改善についても要望が寄せられている」など、現場の仲間の声が企業を動かしていることもわかりました。「人手不足はタイルと左官で顕著。極端にいなくて厳しい。次に足りないのが基礎」、「供給事業で紹介してもらい、直接雇用をしていきたい」との要望も出されました。

 2019年度内の労働者供給事業の試行や建設キャリアップシステムの協力会での周知を要請し、パートナーシップ協約書の内容を確認して、懇談を終えました。

パートナーシップ協約取り交わし内容

  1. 住宅情報館㈱と全建総連関東地協・神建連において、相互に窓口担当者を配置し、継続的な場を設けることに合意する。
  2. 建設業法等の関係法令を守るとともに、専門工事業者・協力会社の建設技能者の技能・経験に見合った賃金の支払い等、処遇改善の努力を尊重し、推進する。
  3. 労働安全衛生法・労働安全衛生規則等を守り。作業環境の改善を推進する。
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