神奈川県建設労働組合連合会

トピックス

「飛散防ぐ抜本的な対策を」実行委がシンポ開催

2018年11月5日

10月6日、アスベスト問題に多くの市民に関心をもってもらおうと「建物の解体、震災でのアスベスト被害をどう防ぐか」をテーマに2年ぶり3回目のアスベストシンポジウムが横浜市内で開催され117人が参加しました。主催は神建連、民医連、神奈川労連などの実行委員会です。

692-2

 「解体・震災時のアスベスト飛散の現状と課題」と題した基調講演を東京労働安全センターの外山尚紀さんが行いました。外山さんは、東京ドームにわずか約300mgのアスベストが飛散するだけで許容濃度を超えるほどアスベストの発がんリスクが高いことなどを踏まえ、アスベストの飛散を防ぎ被害をなくしていくために、抜本的な対策の強化が必要だと話しました。

 2人のアスベスト被害者が、病気の苦しみや怒り、家族の悲しみや苦しみを話し、被害救済と根絶を訴えました。参加者から「被害者の話は何よりも説得力がある」と感想が寄せられました。

 建設アスベスト訴訟弁護団の久保博道弁護士が「救済制度の仕組みと課題」について報告し、被害の速やかな補償を実現するために、補償基金制度の創設が欠かせないと訴えました。

PAGE TOP