神奈川県建設労働組合連合会

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「禁止条約」批准を核保有国や日本政府にせまり核のない世界を1日もはやく実現へ

2017年9月6日

 原水爆禁止2017年世界大会・長崎が8月7日から9日まで開催され、神建連代表団77人が参加しました。長崎市民会館体育館の開会総会には、海外代表を含む約6000人の都道府県代表が参加し、7月に国連で採択された「禁止条約」を力に核兵器の廃絶に進む決意を固め合いました。

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許されない安倍首相、国政課題にしていこう

 開会総会では、条約交渉会議をリードしてきた中満泉・国連軍縮担当上級代表が登壇、メキシコ、ベネズエラ、キューバなどの政府代表とともに「はばたけ、おりづる」とコールし、会場と一体となりました。

 主催者あいさつで世界大会実行委員会議長団の安斎育郎さんは「わたしたちは核兵器禁止条約というパワフルな条約を手にしました。核保有国や日本などを参加させてパーフェクトにしていこう。唯一の被爆国の日本政府が条約を拒んでいることを国政課題にしていかなければ」とうったえました。

 被爆者からの連帯のあいさつでは、日本被団協の木戸季市(すえいち)事務局長が「被爆者の72年は、もがき苦しみながら必死のたたかいでした。禁止条約の採択によって廃絶に向けた歴史的な一歩、扉が開きました。しかし、安倍首相は広島の地で『条約に署名しない、批准しない』と明言しました。唯一の戦争被爆国の首相として許されることでしょうか。連帯と運動で真の首相をつくりましょう」と力強く表明。参加者は大きな拍手で応えました。

 海外代表や都道府県代表らがスピーチにつづき、長崎市の田上富久市長が「被爆者の思いに世界の6割の国々が流れに加わり条約ができた。この条約を支持する声をこれから多くの人があげ、大きな声にして核兵器のない世界を一日もはやく実現しましょう」とあいさつしました。基地も戦争もない不屈のたたかいを続ける「オール沖縄」の代表が連帯を表明。翁長雄志沖縄県知事から連帯メッセージが紹介されました。

 2日目は16のフォーラム・分科会が取り組まれました。神奈川県連代表団は16の班に分かれ分科会に参加し、原爆資料館の見学などにも取り組みました。

国民的共同で禁止条約支持の多数派つくろう

 9日の閉会総会では、禁止条約交渉会議のエレン・ホワイト議長からの「みなさんのリーダーシップを頼りにしています。私の決意は揺らぐことはありません」とのメッセージが読み上げられ、満場の拍手が送られました。

 日本原水協の安井正和事務局長は「禁止条約を支持するあらゆる団体・個人と対話し、協力して新しい国民的共同に踏み出そう」と呼びかけ、日本国内でも禁止条約を支持する多数派をつくる条件が大きく広がっていることを強調しました。

 世界大会・長崎決議「長崎からのよびかけ」を採択。「核兵器禁止条約に背を向け、9条改憲をもくろむ安倍政権を、市民と野党の共同の力で解散総選挙へと追い込みましょう」の一節に、大きな拍手が起こりました。

 会場全員で「ウィ・シャル・オーバーカム」を大合唱し、新たな歴史を開こうとの決意がみなぎりました。

原爆の被害にあった建設職人を偲び全建総連が慰霊祭

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 8月8日、全建総連と建設長崎は長崎市の平和公園そばにある「原爆殉難者不戦平和の塔前」で、「被爆72周年建設労働者・職人原爆殉難者慰霊祭」を行ない、33県連・組合から170人が参列しました。

 神奈川県連から菅野平和・民主主義擁護委員長が参加し、5万4000羽の折り鶴と日の出湧水を献納しました。

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